旅する写心 〜「コース巡礼」16.ベルエア CC 18番ホール

ロサンゼルスには
「3B」と呼ばれる高級住宅街
ビバリーヒルズ、ブレントウッド、ベルエアがある。
その3カ所にゴルフ場を設計したのが
ジョージ・トーマス。

アメリカ東部フィラデルフィアで生まれ、
趣味のバラの生育に最適な場所を求めて
1921年に家族でLAに移住した。
そして本来の仕事だったゴルフ場設計も始め、
ロサンゼルスCC、ベルエアCC、リビエラCCを
作っていった。
どれも今や西海岸の名門中の名門だ。

もしもトーマスがバラに魅せられて
LAに来ていなかったら、、、
ベルエアのクラブハウスから
眼下に広がるLAの町並みを見ながら
ふと考えた。
これは偶然だったのか、
必然だったのか。

Bel-Air Country Club
カリフォルニア州ロサンゼルス
18th hole 407yards Par4

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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