「風の向くまま」〜Win or Lose


プロ池田勇太とアマチュア金谷拓実の
一騎打ちとなった日本オープン最終日。
前半のうちに金谷が1打差まで迫り
バックナインの争いは熾烈を極めた。

攻める池田に対し、徹底的に刻む金谷。
15番ホールパー5、
その時点で3打リードの池田は
第一打を大きく右に曲げた。
金谷はナイスショット。
次の暫定球、池田は逆に左へ大きく曲げ、
顔色が一瞬にして変わった。
第一打は微妙な位置だったが
一目散で暫定球の方へと向かう。
きっちりフェアウェイに出し
池田は5打目に賭けた。
一方の金谷は
フェアウェイど真ん中から
迷わずレイアップを選んだ。

ファインダーをのぞきながら、
一瞬あれっ?と感じた。

結果的には池田がボギー、
金谷がバーディで1打差に迫った
ホールだった。
しかしここで果敢に2オンを狙っていたら
池田を追い込んでいたのでは?と思う。
勝つか、負けるか、
流れが変わる瞬間だったように見えた。

初代大会王者の赤星六郎以来となる
アマチュア優勝のチャンスだった。
ミスショットでも、スーパーショットでもない。
一打の背景、選手にしかわからない心模様が
風となってすうっと吹きぬけた。

岐阜関カントリー倶楽部 東コース
岐阜県関市

岐阜関カントリー倶楽部