旅する写心 〜「My Sweet Masters」 10

マスターズを勝つためには、、、
最終日ゲームの流れが
変わるホールがある。
「それは8番だ」と中嶋常幸プロは云った。

このパー5でバーディを取れるか取れないか。
この後難しい9番、10番を控え、
選手にとっては喉から手が出るほど
バーディが欲しい。
それまでの前半では、
なかなかバーディが取れない、
我慢のホールが続く。

7番グリーンが終わって、
8番ティに向かう
インターバルは長い。
そこで選手の目を見る。
マスターズ・チャンピオンになるためには、
ここからが正念場だ。

Augusta National Golf Club
8th hole 570yards Par5

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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