旅する写心 〜「My Sweet Masters」 15

マスターズの怖さは
スコアが伸びたと思えば、
ガツンとやられるタフなコースだ。

それを4日間我慢に我慢を重ねて、
チャンスを伺う。
本当にジリジリするような戦いだ。
マキロイも4アンダーまでいったものの、
終わってみれば2アンダー。
キャリア・グランドスラムを目指す
マキロイにとっては
想いが格別だ。

観ている方は面白いが、
やっている方は神経をすり減らす。
しかしその向こうに待っているものは、
グリーンジャケット。
初日が終わった。
注目の選手が上位に名を連ねている。
やっぱりマスターズはたまらないなぁ。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

閉じる