旅する写心 〜「コース巡礼」6.オークモントCC 15番ホール

アメリカ各地のゴルフ場が
100年の歴史を数え始めたとき
オークモントは大きな改革に
乗り出した。

2005年に5000本以上の木を伐採し
開場当時の姿に戻った。
2007年の全米オープンで
お披露目されたのだが、
世界中のゴルフ関係者を
驚かせた。

今やその改革の波は
世界中に広がり、
日本でもコース改造に
踏み切るところが増えた。
伝統あるメンバーシップのコースが
このような改革に踏み切るのは
簡単なことではない。

次の100年へと向かう
大きなエネルギーを感じた。

Oakmont Country Club
15th hole 499yards Par4

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

閉じる