旅する写心 〜「コース巡礼」17.ニドムクラシック・ニスパコース13番ホール

夏のゴルフといえば
北海道を思い浮かべる。
その昔二ドムクラシックができたとき
やっと日本にも長期滞在型の
リゾートゴルフ場ができたと
喜んだ。

本場フィンランドから木を集めて作った重厚なコテージ、
樽前山の裾野に広がり、
そこから出た湧き水が
コース内を流れる。
雄大な自然の中に身を置くと
日頃の疲れがすうっと抜けていく。
松山千春の「大空と大地の中で」を
知らぬ間に口ずさんでいた。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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