旅する写心 〜「コース巡礼」19.キビラGC 6番ホール

メキシコのバハ・カリフォルニア半島
その南端にあるカボ・サンルーカスを
初めて訪れたのは1995年。
ニクラス設計のCabo del Solが
話題になった時だった。
その後、大規模なリゾート開発が進み
この一帯は大きく変貌を遂げた。

今回訪れたのが同じくニクラス設計の
Quivira Golf Club。
海岸沿いの砂丘をうまく利用した
この地ならではの設計で、
中でも4番ホールから5番ホールへの移動は
カートで一気に山を登っていく。
どこまで行くのか不安になるほどの距離を進むと
そこには驚きのホールが展開されていた。
ワンオンが狙えるチャレンジホールの5番、
そして写真の6番パー3ホールへと続く。
世界中のゴルフ場を旅したが
こんな驚きは初めてだ。
だからゴルフの旅はやめられない。

Quivira Golf Club
メキシコ カボ・サン・ルカス
6th Hole 180yards Par3

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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