旅する写心 〜Best Ever

タイガー・ウッズが
初めて全米オープンに出場したのは
1995年のシネコックヒルズだった。
当時19歳。
その時の言葉が忘れられない。

「僕はゴルフ界の
マイケル・ジョーダンになりたいんだ…
史上最強になりたいんだ」
そのゴールを見届けたくて
俺もここまでやってきたのかもしれない。
タイガーの出場したメジャーにすべて行った。
彼の背中を追いかけて。

メジャートナーメントは
難しいセッティングになればなるほど
経験を積んだ選手が有利になる。
残り少なくなってきたであろう
俺にとってのメジャー撮影、
ドラマを魅せてもらおうじゃないか。
Go Tiger !!

Shinnecock Hills Golf Club
ニューヨーク州ロングアイランド島

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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