旅する写心 〜「コース巡礼」22.日高CC 6番ホール

埼玉、狭山・入間一帯には
名門コースが多く集まっている。
東京GC、霞ヶ関CC、武蔵CC、
飯能GC、狭山GC、日高CC。
どのコースも松がコースの味を
演出している。

2019年日本シニアオープンが開催される
日高カントリークラブを訪れた。
設計は相馬正胤。
日本で初めてベント芝を開発した
相馬孟胤の弟で植物学者だった。
英国でゴルフコースの設計を学んだ正胤は
近郊のコースとは一味違った美的センスで
松を見事にレイアウトしている。

西コース6番
思わず立ち止まった。
美しい赤松がホールを覆っている。
息を呑むような一瞬だ。
日本のコースの美しさを追い求める旅。
また一つ素敵な出会いがあった。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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