旅する写心 〜First Time I Met The Blues

私の大好きな曲の一つに
バディ・ガイの
First Time I Met The Blues
がある。
曲自体もさることながら
タイトルも気に入っている。

私が初めてリビエラCCを訪れたのは
1988年のLos Angeles Openだった。
あの時感じたもの、
コースやクラブハウスのイメージだけでなく
感じたことがない空気感だった。
サンタ・モニカから吹き付ける
心地よい風が今でもしっかり
心の中にこびりついている。

最初に出会ったものに対する想い出。
今回Genesis Openが
タイガーの招待試合になると発表された。
タイガーは16歳だった92年
この大会にアマチュア選手として初出場した。
初めてPGAツアーの舞台を踏んだコース、
地元LAのRivieraを選んだことに
何かタイガーの気持ちを感じる。
初めの一歩。
想い出は永遠に心の中にある。

The Riviera Country Club
カリフォルニア州パシフィックパリセーズ

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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