旅する写心 〜Road to Masters

今年からプレーヤーズ選手権が
5月→3月に移動になった。
昔のファンには馴染みが深い。
カリフォルニア・シリーズを終え
フロリダに移動しマスターズへ。

選手にとってはコンディションを
どう上げていくかが課題の時期だ。
ドラール、ホンダ、ベイヒル、TPCと続き、
昔は多くの選手が
オーランドかポンテ・ベドラの自宅に戻って
調整を重ねていた。
しかし最近ではWGCの試合が加わり、
大きくスケジュールが変わった。
メジャーに調子を合わせるのが
難しいと口をそろえる。

トップ選手はこの数週間で自信を掴み
不安なくマスターズに挑みたい。
そういう意味では
キャリア・グランドスラムを狙う
マキロイにとっても、
念願のメジャー初優勝を狙う
松山にとっても、
今回のTPCソーグラスは
とても価値あるものになっただろう。
さあ気分はオーガスタへ。

TPC Sawgrass
フロリダ州ポンテ・ペドラ ビーチ

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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