旅する写心 〜「コース巡礼」28.ザ・ロイヤルゴルフクラブ ドライビングレンジ

クラブライフを楽しむ上で
大事なことの一つに
練習場環境があげられる。
アメリカでは各コースに立派な
練習場が設けられているが
日本ではまだまだ
とりあえず…なコースが
多いのが実情だ。

今週「ミズノオープン」が開催される
ザ・ロイヤルゴルフクラブ。
日本では珍しく芝から打てて
対面でも打てるほど広大な
ドライビングレンジを完備している。
最近は国内男子ツアーの選手がこぞって
試合の合間にミニキャンプを張り
ここで練習をしている。
米PGAツアーでも
TPCソーグラスの練習場に惚れ込み
選手たちが次々と近所に家を持った
ムーブメントがあった。

なかなか練習環境がない都内から見ると
ここはラウンドも練習も言うことがなく
ゴルフ環境としては天国だ。
こんなコースが日本にも増えてくれたら
もっともっとゴルフが好きになるかも。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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