「風の向くまま」~Shining Moment


優勝シーンをレンズに収める。
幾多のそれらはいつでも
ドキドキする瞬間であり
ワクワクする瞬間でもある。
昨日の金谷の優勝シーンは
アマチュアとは思えない表現力で
自らのパフォーマンスを形にしていた。

最終日、ゴルフ写真家の朝は
ピンポジションの確認から始まる。
最高のシナリオの最終シーンを
スタート前に想像するためだ。
今年の御殿場の18番は例年とは違い
グリーン奥の上の段に
カップが切られていた。
屋上に1台、グリーン奥に1台
リモコンカメラをセットし、
自分のカメラと同期させた。
頭にはすでに
いくつかのシナリオと構図がある。

しかしこの日の金谷のパフォーマンスは
想像した以上のものだった。
最終ホールのグリーンで
アマチュア優勝を決める「ここ一番」の
しかも
イーグルパットを撮ることになるとは--。
何度も引き離されそうになりながら
凄まじいバック9の展開を食い下がり、
立て直して、勝った姿はプロ顔負けだ。
レンズが捉えたのは
まさしく大舞台での歓喜の雄叫びだった。

また一人、
スーパースター誕生の瞬間を
捉えることができたのかもしれない。
歴史が証明するだろう。
あの瞬間、オレが見たものを。

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