旅する写心 〜California Dreamin’

いよいよ来週リビエラで
招待試合に格上げになった
「ジェネシス招待」が始まる。
パーマー、ジャックに続き
タイガーの功績が認められた形だ。

タイガーがこのリビエラを
自身の招待試合に選んだ理由は
16歳のアマチュアの時
初めてPGAツアーに出場した
思い出深い試合だからだ。
このリビエラCCは実は
日本人の渡邊昇さんがオーナー。
1989年にこのリビエラを取得
92年にアマチュアとして招待された
タイガーと出会うことになる。

前年「全米ジュニアアマ」を制し
話題になっていた。
その後のタイガーの活躍は言うまでもない。
その頃は日本人オーナーが
世界各地にゴルフ場を取得していたが
渡邊さんだけは頑として手放さなかった。
コースに愛情を注ぎ込むことによって
メンバーからの信頼を勝ち取ったのだ。

この試合が今後
どのような歴史を作って行くのか。
地元のロサンゼルスで
お互いがゴルフの夢を語り
大きな絵を描いていく。
California Dreamin’

Riviera Country Club
リビエラカントリークラブ

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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