「風の向くまま」~When You Wish Upon A Star


ちょっとしたきっかけだった。
それは「ジェネシス招待」2日目
松山英樹は
最終ホールでバーディを取らない限り
予選落ちが見えていた。
しかしリビエラの18番は
簡単にバーディが取れるホールではない。

好調なドライバーは飛距離も出て
フェアウェイを捉えた。
ピンまでは178ヤード。
8番アイアンを振り抜くと
ボールはフラッグに当たり
ピン奥1mに付いた。
ヤンヤの喝采の後
確実に沈めて
ギリギリで予選通過を果たした。

翌日いつものルーティンで
スタート前入念に
パッティング練習から始めた。
その時ふとサブ用に持ってきていた
マレット型パターを手にした。
「よし、今日はこれでいこう」
それは閃きなのか
ちょっとした気分転換なのか。
リビエラの名物ホール
10番からのスタート。
他の選手が手こずる中
松山はピン左2.5mにワンオン。
そして急遽、替えたパターで
難なくイーグルを決めた。
その日は「64」の会心のラウンド。
それから4ラウンド連続で
60台でラウンドしている。
松山の表情が
あの強かった頃の顔つきに戻ってきた。
ゴルフとは本当に不思議なものである。

Riviera Country Club
リビエラカントリークラブ

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