旅する写心 〜「コース巡礼」7.軽井沢ゴルフ倶楽部 12番ホール

日本でこれほどまでに
エクスクルーシブなコースがあるだろうか。
軽井沢ゴルフ倶楽部は
クラブハウスに到着したときから
特別な時間が始まる。

メンバーによる、
メンバーのための、
メンバーのゴルフクラブ。
それは廣野とも東京とも違う、
独特の倶楽部が軽井沢ゴルフ倶楽部なのだ。
先々代の理事長が白州次郎氏
だったことでも有名で、
数々の逸話が残っている。

「Play Fast」をモットーとしているが、
コースは長閑な軽井沢の空気が流れていた。
そんなノンビリとした雰囲気とは裏腹に
コースは立派なチャンピオンシップコース。
また是非来たいと思わせる、
幸せな時間だった。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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