旅する写心 〜冬のリビエラ

2017年1月1日、
誰もいないリビエラのコースに
カメラを1台持ち佇んだ。
普段でも静かなコースが、
この日もプレーヤーもメンテナンスも
誰もいない。

冬枯れのプラタナスの中、
ゆっくりと歩いた。
年が変わる。
振り返るのではなく、
前を向いて一歩一歩進もう。
出来ること、やりたいこと、
焦らず怖がらず、、、
サンタモニカの海の方から
冷気を含んだ風がふきぬけた。
さあ今年も始めよう。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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